街はどこを見てもやはりパリです。
この雰囲気、建物に漂う独特の風格と歴史はパリならではのものです。
どんな小さな路地でもパリを感じることができるといっても過言ではないと
思います。
住むのは大変そうですが、人生のうちの数日〜数週間〜できれば数ヶ月滞在
してみる価値はあると思います。
ニューヨークや東京は経済や流行の発信地あるいは重要拠点として有名かも
知れませんが、街全体から歴史や風格を感じるのは難しいかなと思います。
歴史を感じるだけなら、京都や奈良、ローマ、ギリシャ、エジプト等々ある
でしょうが、やはりパリにはそれ以上の何かがあると思います。
すっかりかぶれてしまったわけではなく、改めてそう感じました。
ここは緯度が日本より高い為でしょうか、今の季節は朝日が昇るのが日本よ
り遅く、夕方暗くなるのが早いです。 朝ホテルを8時頃に出るのですが、
その時点ではまだ暗いのです。
天候は7日〜10日はだいたい晴れで思っていたより寒くなかった(出発時
の日本と同じくらい)のですが、11日〜15日は毎日朝方小雨が降りホテ
ルを出る時には雨は止んでいるものの日本より寒く感じるようになりました。
16日は一日中小雨が降ったり止んだりしてかなり寒くなりました。 17
日は一転して晴天に恵まれて日中は穏やかでしたが、朝と夕方以降はやはり
シンシンと冷えています。
人々は表面的には適度にフレンドリーだと言えましょう。 アメリカ人のよ
うなノー天気さはなく、かといって日本人のように無愛想でもなく、まあま
あ適度ではないでしょうか。
彼らは(こいつはフランス語が話せないと)既に知っている場合を除いて、例
え英語等のフランス語以外が話せたとしても、最初は必ずフランス語で話し
かけてきます。
日本の場合、明らかに日本人でないと思われる人に日本語で話しかけること
はしないと思いますが、ここでは必ずフランス語ではなしかけられます。
フランスにいるのだからフランス語を喋れとでもいうのでしょうか、ちょい
と理解できないところです。
こちらが英語を話す(しか話せない)と分かると、英語が話せる人は英語に切
り替えてくれますが、大部分の人の英語はあまり誉められるものではないと
思います。
抑揚と発音がまるでフランス語なのです。 次にいくつか例を挙げておきま
す。
basic(基本的な):バジーク
manage(管理する):マナージュ
change(変える):チャンジュまたはシャンジュ
もう慣れましたが、これをフランス語のリズムで喋られたら最初は英語とは
分かりませんよ。
私はもともと彫りの深いというか輪郭のはっきりしている顔が好みなので、
一般に外人のオネェチャンは好きであり、フランス人も例にもれず結構いけ
ると思っています。
特に先日ラボに来ていたフランス・テレコムのオネェチャン(年齢は30く
らいと想像)はまさにビューティフルって感じでした。
アルカテルのトイレは日本人には使い難いですが、あのオネェチャンと友達
になれるなら来てみる価値はあるのではないでしょうか。
来年のフィールド・トライアルでまた会えるのが楽しみです。 友達になっ
て大量受注に結びつけましょう。 失敗したらクビか?
出勤には既に報告した通り電車とバスを使うのですが、雨が降っている時や
荷物がある時、ダルイ時にはタクシーで行っちゃいます。
ところがアルカテルの事務所がある所は郊外にあり、しかも朝はどこも渋滞
している為、行ってくれるタクシーを見つけるのがかなり大変です。
休日等渋滞がなければ160フラン(約¥2,600)で行けるところ、平日
の朝等は300フラン(約¥4,800)もかかってしまいます。
まっ日本に比べりゃかなり安いですし、どっちにしたって会社に請求しちゃ
いますけど。
こちらのカフェでは、コーヒー一杯で何時間でも粘れます。 日本のように
嫌な顔をされたり、何度も水を注がれることもありません。
フランス語の為、話しの内容はまるで理解できませんが、皆よく喋ります。
よく話題があるもんだと思いますが、ああいう人達が日本の喫茶店に行った
とすると、皆マンガを無心に読んでいて静まり返っているのって、どう感じ
るんでしょうか?
またまた長文になりました。
本編より充実してるって言われそうなので、そろそろ終わりにします。
まっ国民性の違い、習慣の違い、歴史や文化の違い等々いろいろありましょ
うが、せっかく共に働く機会を得たのですから、お互いを理解、尊重して、
仕事以上の何かを学びあいたいものです。
P.S.
先日ここフランスのベリジー(Velizy)でUweさんに会いました。
彼はミーティングで度々出張して来るそうです。 昼食を共にしましたが、
その時彼の休暇の話を聞きました。 この前日本に来た後2週間の休暇を
彼が取ったのはご存知でしょう。
彼はモルジブだかどっかに行って潜り(スキューバダイビング)をやったそ
うですが、何と日本人のオネェチャンと仲良くなったそうで、今でもメー
ル交換しているそうです。
いい歳してなかなかやるもんです。 それに比べりゃ私なんか、まだまだ
ですね。
以上
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