2000年12月7日(木)2年振りの海外出張に出発。 行き先はフランス、
パリ。
パリは今回が2度目になる。 とはいえ1度目はもう13年も前になるから、
また新しい発見があったり新鮮な印象を受けるかも知れない。
出張で朝タクシーに乗る時には、前日に予約をしておいた方が確実であり、
普通はそうするものだ。
でっ前日の夜、あるタクシー会社に電話してみると「その時間ならもういっ
ぱい走ってますから、特に予約しなくてもその場で電話してもらえればすぐ
行きますよ」と言う。
本当かいな?と思ったが一応電話を切った。 前にもそう言われて、翌日焦
った記憶がかすかにあったが、もう忘れてしまった。
出発の朝同じタクシー会社に電話してみると「まだその辺には車が出てない
んですよ」と言いやがる! なめとんのかークソッ!と思ったが、半分そん
な気もしていたので、別の会社に電話したところ約20分ほどで来てくれた。
電話帳上であの会社には印をつけておいたので、今後絶体電話してやらん。
というわけで、自宅からタクシーでYCATに向かう。 タクシーの運ちゃ
んが「出張ですか」と話かけてきたので適当に相手する。 特に面白い話は
なし。
何年か前に出張した時は、やはりタクシーの運ちゃんが「向こうの女はどう
ですか?」と聞きやがった。 私がそんなこと知る分けないだろう! 海外
出張を何だと思ってるんだろ。
YCATは数年前移転して横浜駅とつながったものの、タクシーで行ったり
帰りにタクシーを拾うには少し不便になった。
重い荷物を転がす距離が長くなったのだ。
YCATから首都高湾岸線経由で成田に向かうが、例によって品川あたりで
首都高が渋滞しており、途中一般道に降りて市川あたりで再び高速に乗る。
一般道も混んでいたので、どれくらい効果(高速を降りたことの)があったの
だろうか?
あとは大体順調であったが、結局途中の渋滞の影響で、成田に着いたのは、
出発の約2時間前。
着いてすぐ、エア・フランスのチェックイン・カウンターに行った。 ラッ
キーなことに、このカウンターのオネェチャンがまた超イイ!! 美人とい
うより可愛いという方が当たっているのだが、子供っぽい可愛さでなく大人
の可愛さがあり、さすがエア・フランスと思った。 幸先いいぞ。
さっそく航空券とパスポートを出そうとしたら、なんと!アタッシュケース
が開かない!! 決して見とれて我を失ったわけではなく、何度やっても開
かないのだ。
結局荷物をカウンター横のチェックイン機に載せたまま「ちょっと待って」
と言ってガチャガチャやる羽目になってしまった。 後ろに誰もいなかった
から良かったけど、いたら超顰蹙だったろう。
数分後にやっと開いた時には、そのオネェチャンも一緒になって喜んでくれ
た。 やっぱりイイよなー。
やがて搭乗口に行く時刻となり、免税店でタバコを買った後で、おもむろに
搭乗口に向かう。
そこで今度は美人系のオネェチャンが目に入った。 すばらしく整った顔立
ちのそのオネェチャンは、搭乗を待つ客の中で一番目立っていた。 もちろ
んスタイルも申し分なし。
搭乗を待つ列ができるようになると、そのオネェチャンの少し後に並んだの
は言うまでもない。 ストーカーでも何でもなく、それが普通。
搭乗口には、先ほどカウンターにいたオネェチャンも来ており、全く申し分
のない旅立ちとなった。
機内では、隣の席に座る人によって楽しさが変わるもの。
今回私は3列シートの通路側であったが、窓側の2列にはOLらしき2人が
座った。 さきほどの2人のオネェチャンを見た後だからか、いや見てなく
ても、まっこんなもんかという程度。
そもそも割安チケットだから周りを見ると観光客ばかり。 それを確認した
時点で、私は機内では眠りに徹することに決めた。
しかしその2人のOL、よく喋ったねぇー。 座席についてから降りるまで
喋り通し。 旅行の計画を立てている時に既にさんざん話しているだろうに、
まだ話すことがあるんかいな?
通路を挟んだ先のシートにはジイサンとバアサンが座っていた。 ところが
このジイサン、皆が食後のひとときを楽しんでいる時にゲロ吐きやがったも
のだから臭くてたまらんたまらん。
狭い通路にスチュワーデスが大勢やってきて大丈夫ですかって言ってるそば
からゲロゲロやりやがって、まったくしょーがないジジイ。
仕事とはいえ、つくづくスチュワーデスが可哀相になった。
バアサンがスチュワーデスに話しているのを聞いたところ、何度も海外には
行ったが今までそんなことはなかったそうな。 また普段はあまり酒を飲ま
ないとも言っていた。
普段飲まないクセに、しかもイイ歳こいて、浮かれてビールなんか飲むから
そんなことになるんだよ。
何度も海外に行ってて、機内は地上より酔い易いってことも知らんのか!!
結局機内での免税品販売は中止になり「機内にお医者様はおられませんか」
のアナウンスまで流れる始末。
さらに着ていた服を汚したジイサンは、免税品の中にあるブランドもののT
シャツを着せられ、4人分の席に横になってしまった。
そのおかげで、ジイサンとバアサンの向こうにいた新婚とおぼしき2人組が
席を変わらされた様子。 ゲロ吐く奴の近くにいたくはないだろうが、せっ
かくの旅行が台無しだね。 合掌。
しかしこっちは狭い座席で身動きもせずじっとしてるっちゅうのに、そのジ
イサン、4人分もの席に、しかも横になりやがってクソッタレが。 まさに
クソッタレだよ、名実ともに。
それからずっと眠っていたようだが、なんと到着1時間前の夕食時に突然起
きてくるではないか!
さすがに食わないだろうと思っていたら、信じがたいことにまた食い始めた。
食うなとは言わなけどねぇー...
一時は意識があるのかとまで騒がれたジイサン、着陸するころにはすっかり
元気になり、自分でスタスタ歩いて降りて行った。
あのTシャツ、ちゃんと買ったんだろうな。
眠りを決めた筈が、左の喋り声と右のゲロゲロですっかり調子狂ってしまい、
しかも12時間も狭いところに座っていたものだから、腰が痛くなってしま
い席を立つのが辛かった。
唯一の救いは顔立ちの整ったオネェチャンか。 私のちょっと前の席に座っ
ていたようだが、何度も何度の後ろを振り向くのだ。 きっと私のことを気
にしてくれていたんだろうと思うことにしよう。
補足
現時点では腰の痛みは改善に向かっております。
以上
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