源さん、岬に立つ

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久しぶりの登場じゃ。

今回はふと思い立って石廊崎に行ってみたっち。 たぶん20数年振りじゃなかろうか・・


公共駐車場だと金がかかるので、その手前の広いスペースに車を停める。

すると、さっそく土産物屋のオバサンが走って来るのが見えた。 やれやれ、20年経っても、相変わらずの営業方法じゃわい。


オバサン 「ここはウチの駐車場なの。 料金は取らないけど・・」
源 「後で寄ればいいんでしょ」
オバサン 「あら、知ってんの?」
源 「えぇ、いちおう」
オバサン 「土産物でも見て行ってよ。 食事もできるわよ。 ヨロシクね」
源 「分かりました」

そうやって、オバサンは満足そうに土産物屋に戻って行った。

約20分ほど歩いて先端に着くと、そこには大海原が広がっていた。 当たり前じゃが、たまに見るとなかなか良い。

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たまに見る海もいいのぅ。 海は広いよのぅ、大きいのぅ・・・

水平線の向こうに思いを馳せ、海風と語らい、鳶と戯れ、時には老夫婦の写真を撮ってやったりして、しばしの時間を過ごした後、再び20分ほどかけて戻る。

クソが溢れるところで暮らす者にとっては、たったこれだけのことでも、充分なリフレッシュになるものよのぅ。


「土産物屋の前を通らずに車に乗る方法はないかな?」などと考えながら坂を下って行くと・・・おぉぅ、あのオバサン、店の前に陣取っていやがる! 誰一人として見逃すまいという気迫さえ感じる!!

・・・うむむ、しかたない、何か軽く喰っていくか・・・ほれ、あのオバサン、もうこっちを見てニコニコしている、たいしたもんだ。



オバサン 「暑かったでしょう。 さぁ、冷たい水でもどうぞ」
源 「どうも(もう、ぜったい逃がさないって勢いだな)」
・・・

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店内には天草を乾燥させたものや海苔の缶詰等の海に由来するものから、○○クッキーとかのどこでも見かけるもの等が所狭しと置かれている。


・・・

源 「これ、そこの海で採れたもの?」
オバサン 「そうですよ、ここで採れないものはありません」
源 「ふぅ~ん」

源 「では、岩のりラーメンでもいただきますかね。 ところ天も」
(朝はマフィンを少しばかりかじっただけなので56563が来はしないかと心配になったが、せっかく海の近くにいるのだし、なるようになれと覚悟を決めた)
オバサン 「は~い、美味しいわよ~」


まぁしかし、こういうところで美味いモノを喰おうなんて思わない方がいい。 みんな、そうやって大人になってきた筈じゃな。

しばらく店内に置かれたモノを見回しながら時間を潰す。

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まず出て来たのは「岩のりラーメン」。 うわっ、これは醤油だ!・・まぁそれが普通なんだろうが、それにしてもこの色はどうだ・・

真っ黒なスープ、麺はストレートっぽいが茹で方が足りないようで固まりのまま、具はシナチク、ナルト一枚、チャーシュー一枚、トッピングとしておびただしいほどの岩のりがかかっている。 

「岩のり」から潮の香りプンプンを想像していたのだが、意外にあまり感じない。 スープを啜ると、これまた意外にも塩っぱくない。

醤油味ではあるがその主張が強すぎることなく、それどころか魚介類や海草などで採ったダシと共にいい味を出している。 色は濃いが味は濃厚でなく、油っぽくもなく、さっぱりとしている。

玉子麺にはほのかな甘味があり、スープとの絡みもそこそこある。 食べ始めは少し硬いかなと思ったが、噛めば甘味を感じられるのだし、フニャフニャよりはマシだろうと思い直した。

あれま、これは、けっこうイケルぞよ。 もちろんしなかったが、たとえ完飲したとしても、56563などの問題もなかったろう。

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自家製という「ところ天」は通常より太めで、しっかりした歯ごたえがある。 三杯酢の酢が少々強いかなとも思えるが、むしろ疲れた身体にはその方が良いのかもしれぬ。

カラシを付けて食べると、それがまたけっこうイケル。

ヒンヤリしていることもあり、あっと言う間に食べ切ってしまった。


総じて、グルメの鉄人シリーズに加えるほどではないが、このような土産物屋にしては意外にも美味い部類に入ると思う。 こりゃ、得した気分じゃわい。

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そうして爽やかな気分になったワシは西伊豆へ進路を取り、妻良~雲見~松崎~堂ヶ島~宇久須~土肥などの温泉地を見ながら田舎道を激走し、修善寺経由で三島~沼津と進み、東名に乗って家路に着いたというわけじゃ。

観光に良い季節じゃから、そういう輩がウヨウヨおった。 しかしワシには関係ねぇ。

例のほれ「その時点その時点で考えられる最高の速度出す」というポリシーはもちろん今回も普遍で、往路の西湘BPで150Km/h、復路の東名で175Km/hを記録したぞよ。


どうじゃな、ほれ、そこの坊主もたまにはでかけてみてはどうかの? そして出かけたら、すかさずここにアップするのじゃぞ。


おぉ、それから、これはシリーズものではないぞよ。