この店は「美味しい」と評判である。 そのうち行ってみようと以前から思いながら、なかなか実現していなかったのだが、 今回ひょんなことから、その機会が訪れた。 064によれば朝4時まで開いているというので、この時刻でも大丈夫そうだ。 夜遅いにもかかわらず、店内には3組の客がいた。 店内の雰囲気は中国系の地にある酒店(レストラン)を彷彿とさせる。 こういう雰囲気は 好きだな。 はるか以前に出張していたシンガポールの屋台村や香港の酒店を思い出す。 接客のスタッフは愛想も元気もよく、なかなか好印象だ。 今回は夜だから控えめだった が、それでも、きっと昼間なら、かなり大声で「いらっしゃいませー」やら「ありがとう ございましたー」を叫ぶことだろうと、容易に想像できる。 詳しくは見えないが、厨房の中でも3人ほどがテキバキと動いているのが見える。 私が注文したのはチャーシューメン(¥860)と餃子(¥250)。 注文を取りに来たオバサンが、チャーシューメンには醤油味と塩味があるというので、塩味 を選択する。 7〜8分ほど待つと、まず餃子が出てきた。 けっこう大きい。 皮は少し厚めだが、食べてみると固くはない。 おぉっ、肉汁が滴る! まず何も付けずに半分ほど食べてみると・・ほぉぅ、いけるじゃん! 肉は少し固めだが、人 それぞれの好みだと許容できる範囲だし、肉の味とニラの味がしっかり感じられるし、ジュー シーさもまぁまぁだ。 残りの半分には、醤油とラー油を付けて食べる・・うん、これは、最近食べた中ではかなり 上位にランクできる。 ・・というより、他がひどいのだが・・ そうこうしているうちにチャーシューメンが出できた。 ありゃ〜、このチャーシューはデカイ! 5x8cmくらいの大きさ。 しかも5枚も入っている! これを全て食べるだけで、けっこう満腹になるんじゃないかなぁ・・ まずはスープをすすってみると・・へぇ〜、こりゃアッサリしてるわ〜。 塩味を選択したわり には、それほど塩味を感じない。 これは誰にでも好まれる味だね。 先日行った「呑ん器」のスープは野菜の味がしっかり付いたアッサリ味だったが、ここのは・・ 何だろうか、たぶん鳥や野菜やいろいろなもので取ったスープだと思われるが、いずれの素材も 主張しすぎることなく、全体としてまろやかなコクをだしながら、アッサリ感を損なっていない。 しかも、一口ごとに、ちゃんと味が感じられるのは素晴らしい。 私はスープを飲み干すことは しないから想像するしかないが、たぶん最後の一滴まで味を感じることができるだろう。 麺は細めのストレート。 アッサリしたスープの味がよく乗っていて、美味しく食べられる。 ほうれん草とメンマは本来の味をちゃんと感じられるし、スープに浸せば、またそれなりに楽し める。 ネギは、まっオマケだな。 さてと、チャーシューを食べてみるか・・おぉっ、これは本格的な中華系のものだ! 甘味が あって単品でも美味い。 しかも、この厚さはどうだ! 食べ応えがあるねぇ・・こりゃ、いいぞ ・・しかし、やはり私には5枚は超厳しい。 大食漢三人衆なら、何の造作もなくペロッとやる だろうが・・・うぉ〜、くっ苦しい〜。 休憩しながら格闘すること十数分、ようやく全てのチャーシューと具と麺を食べ終えた。 チャーシューのボリュームが腹に堪えたことを除けば、餃子も含めて最後まで美味しく食べる ことができた。 やはり「ここはイケる」という評判は正しかったようだ。 画像は塩ラーメン(左)と餃子(右)をアップ。