さて今回は、前回(6/19)後日報告を約束した「アメリカでも、これだけはイケる」料理 を、いよいよ登場させよう。 この店を知ったのは1989年、アメリカに長期出張していた時である。 アメリカ料理はよく言われるように大味であり「おっ、こりゃー美味いな」と思える味 には、滅多に出会うことができない。 (グルメなら。 村○さんなら何でもいいんだろうけど・・) 数週間も滞在していれば、たいていのレストランには行き尽くしてしまい、食事の時間 になると消去法で店を決めることになり、いささかウンザリすることになる。 そんな時にT.G.I. Fridayに行ってみた。 いつも混んでいたのと、近くだからいつでも行けるという気がしていたため、事務所の すぐ近くに店があった割りには、初めて行ったのは滞在開始から1ヶ月以上経った頃 だったと思う。 既に「アメリカ料理なんて、こんなもんか」という先入観が出来上がっていた頃であっ たので、その日は「えっ?アメリカでこんな(美味しい)もん食えるの!?」と感動した 記憶がある。 それ以来、私はすっかりこの料理のファンになり、日本に帰って来てからも、度々食べ ているのである。 ということで、今回は約束を果たすべく、再びT.G.I. Fridayに取材に行って 来た。 それ(画像左)は元々はメキシコ料理であり fajitas と書いて「ファヒータ」と読む (スペイン語)。 この日注文したのはステーキ(ビーフ)・ファヒータ(¥2,080)であるが、他にチキン・ ファヒータもあり、どちらもイケる。 軽く焼いた肉、野菜(主にパプリカと玉葱)を炒めたもの、メキシカン・ライス(炒めライス)、 千切りにしたレタス、細切れにしたトマトにアボガド・ペーストやサワー・クリーム、 あるいは好みによってサルサ(スペイン料理につきものの、ちょっと辛めのソース)をかけ、 それらをトルティーヤ(タコスの柔らかいもの)で包んで食べるのである。 トルティーヤ自体にはそれほど癖はなく、肉と野菜の味付けは日本食の鉄板焼きに似ており、 日本人の舌に違和感なく受け入れられる。 アボガドやサルサは人によって好みが分かれるかもしれないので、嫌いなら外せばいい。 T.G.I. Fridayで注文するとトルティーヤが4枚ついて来る。 一人でそれを全て食べることは私には不可能なのだが、誰かの応援により全て食べたとして も、炒めた野菜やメキシカン・ライスはまだ残るほどの量であり、これなら村○さんも満腹 になれるのではなかろうか。 この日注文したフィッシュ&チップス(¥780)も、ついでにアップしておこう(画像右)。 フィッシュ&チップスといえばイギリスの伝統的な料理として有名だが、ここのそれは本国 とは較べようもないほど美味い! (というかイギリス本国で食べる料理の味はアメリカ以下) これらの料理により、この日もデザートを注文することはできなかったので、それについて は後日報告とさせていただく。