今回は自由が丘にあるインド料理店を紹介しよう。 この店は料理人がインド人であり、本格的なインド料理を提供してくれるというふれこみ である。 またデリバリーやケータリングも引き受けるという。 なるほど、私が店にいた約1時間くらいの間に来た客は私を含めて3組しかいなかったが、 出前の電話はひっきりなしにかかって来ており、出前持ち専任と思しきオニーチャンも二人 いるようだった。 本格料理だけあってメニューにはカレーだけでも40種類近くが並んでいる。 しばらく 考えて、次のとおり注文した。 - シーク・カバブ (¥1,400)  挽肉にしたマトンをタンドールで串焼きにしたもの - アルー・ゴビ (¥1,250)  ポテトとカリフラワーをスパイスで味付けした、やや辛めのカレー - マドラス・チキン・カレー (¥1,200)  南インド風の味付けにした、かなりスパイシーなカレー - ナン (¥300)  タンドールで焼いた柔らかいパン - ピロゥ・ライス・カシミール (¥350)  サフラン風味のライスに干しぶどうやナッツをまぶしたもの では、さっそく食べてみよう。 シーク・カバブはタンドールのピリ辛さがよく効いている。 誰でも「おぉっインド料理」 という気になるだろう。 しかし、この量はどうだ! これだけで満腹になってしまう。 カレーはナンやライスに付けて食べるのだが、カレーの辛さは感じるものの、それだけという 感じがしなくもない。 具であるポテトやカリフラワーあるいはチキンの食感はあるのだが、 それら本来の味が充分感じられない。 カレーの辛さに圧倒されているのだろうが、それで 良いのだろうか? 私は具それぞれの味もしっかり感じられた方が良いと思う。 ナンには仄かな甘味があり、それだけでも充分食べられる。 しかし、このナンは巨大である。 これには大食漢三人衆でも手こずるのではないだろうか。 ピロゥ・ライス・カシミールには干しぶどうやナッツが入っているのだが、それらの味が まったく感じられない。 こんなものなのか? いやそんなことはない筈だ。 これも、やはり、それぞれの味を感じたいところだ。 カレーやライスに入っている具は、たぶんそれほど鮮度が良くないだろう。 そんな気がする。 まっ、そんなに頻繁に食べるわけではないから、評価するにも困るのだが・・それにしても 辛さばかりが目立ち過ぎるような気がしてならない。 具それぞれの味をしっかり出しながら、 カレー全体としての味を成立させて欲しいと思う。 画像は、シーク・カバブ(左)とマドラス・チキン・カレー、ナン、ピロゥ・ライス・カシミール (右)をアップ。 上記にマンゴ・ラッシーとジンジャエールを加えて、¥5745也。