全ての店をリューアルし第二回大会が始まったラーメン甲子園。 今回は取材第一弾として、北海道代表の札幌ラーメンの専門店である「さんぱち」に 行ってみた。 私が注文したのは特みそラーメン(¥900)と餃子5個(¥350)。 特みそラーメンはなんと¥900! 写真では具がいろいろ入っているようだが、それ にしてもラーメン一杯が¥900とは! 昨年来ラーメン屋に何度も通い、どこでも似たような値付けだったからもう慣れたが、 依然として違和感がある。 一方で、餃子5個で¥350は許容範囲だ。 もちろん、 美味ければ、だが・・ ラーメンが出てくるのを待ちながら厨房の中を観察していると、オニイチャンがアンチャン にいろいろ指示しているのが見える。 どうやらアンチャンはバイトか何かのようで、手付きがぎこちない。 オニイチャンは 一切手を出さない。 一抹の不安がよぎる・・ さて、では実際にラーメン(画像左)から食べてみよう。 確かにドンブリからあふれるほどの具が入っていて、美味そうに見える。 辛そうに見えたスープは、実際には辛くない。 20種類以上のスパイスを調合したという スープは、ちょっと味が濃いめ。 凝っている割りには、インスタント・ラーメンの 「サッポロ一番 みそラーメン」の味を思い切り濃くしたような印象を受ける。 味が濃いと感じたら、申告すれば、薄めるためのスープをくれるそうだ(壁にそのような張り 紙がある)が、ただでさえドンブリからあふれそうなのに、これ以上スープなどは入れられ ないと思い、止めた。 しかも、やや太めで縮れた麺にスープの味が充分に馴染んでいない。 麺は、店によれば 「腰がある」ということがが、私は茹で方が足りないと思う。 具としてチャーシュー、コーン、ネギ、しなちく、大きな木耳などが入っているのだが、 どれもそのものの味がはっきり感じられない。 スープの味がもう少し薄ければ、感じられる のかとも思ったが、たぶんそうでもないだろう。 一方の餃子(画像右)はどうか。 一口食べて「でき損ないの焼売(餃子ではない!)か」と感じられ、思わず「なんじゃ、 こりゃ」と唸ってしまった。 これでは¥350でも高すぎる、というより、これを商品とするのは???だと思う。 思い起こせば5ヶ月前、この同じ場所、同じテーブルで「元祖札幌ラーメン横丁 萬来軒」の ラーメンを食べた。 それがイマイチだったのと同様、残念ながら今回も、期待外れと言わ ざるを得ない。 昭和62年創業とのことだから、それから18年=高校を卒業するだけの月日が流れている ことになるが、残念ながら甲子園に出場できるほどの実力はないと思う。