店の前には松明の火が燃え、店内にはハワイアン・ムードが溢れている・・どこかで聞い たフレーズ。 そう、鎌倉の珊瑚礁・・だが、ここは珊瑚礁ではない。 今回訪ねたのは、その姉妹店である珊亜呂波(サンアロハと読む)である。 ここは、かつて珊瑚礁で修行したシェフが独立して開業した店である。 ここ横浜大桟橋 の近くに本店を構え、今では渋谷道玄坂に2号店があるという。 メニューを見ると、珊瑚礁とよく似た構成になっている。 今回注文したのは次の通り。  - アロハサラダ:¥1,575  - カレー・ピラフ:¥1,365  - ロコモコ:¥1,050 上記に飲み物を付けて、合計¥5,250。 いずれも珊瑚礁と同様のボリュームであり、普通なら一人で食べるのは困難である。 アロハサラダには牛肉のスライスを秘伝のタレで焼いたものに、レタス、人参、キュウリを 混ぜ合わせて、焼き肉サラダ風にしたもの。 秘伝のタレの成分は何だかよく分からない。 たぶん洋モノの調味料や香辛料をたっぷりと使 っているのであろう。 レタスや人参などにかかっているドレッシングは珊瑚礁と同じ味。 ほっとするね。 ガーリック・トーストまで付いていたが、そこまで手(腹)が回らなかった。 カレー・ピラフはTVで紹介されたといい、自慢の一品だそうだ。 食べてみれば納得の味。 こういう味をレファレンスとして知っておくと、食の世界が広がるだろう。 ロコモロは知っての通り、ハワイのローカルフードである。 ここでは、ライスの上に直径12cmくらいのハンバーグと目玉焼きを載せ、それにソースを かけてある。 事務所の前に売りに来るものと比較する目的もあって試してみたのだが、結果は・・美味いじ ゃん。 売りに来るものはソースがかかり過ぎていて、食べる前から敬遠してしまうが、ここのはそん なことはない。 むしろ、食べ進むうちに「もっとソースを」と言いたくなるほどである。 ソースは単なるデミグラスソースではない。 これにも何か分からないが、洋モノの調味料や 香辛料がたっぷり使われているようだ。 個人的にはハンバーグにもう少し塩、胡椒を効かせた方がいいと思うが、まぁいいだろう。 取材目的もあり、いつもあれこれと注文してしまうのであるが、さすがに今回は散々後悔する 結果となった。 いくら大食漢三人衆でも、これら全てを完食することは困難だろう。 この店の近所にある駐車場を利用していれば、会計の際に申告することにより、飲食料金から 駐車場1時間分を差し引いてくれる。 満腹で頭の回転が鈍っていたが、その配慮は大いに嬉しかった。 (今回は結果的に駐車場料金はタダだった!) 画像はカレー・ピラフ(左)とロコモコ(右)。