先日、ラーメン甲子園の「味噌次郎」にて、064と共にラーメンを食したことにより、 既に結論は出ているのであるが、今回ひょんなことから、環状2号沿いの「ぷよん」の ラーメンを食す機会があったので、報告しておこう。 先日は064の舌を仲介する間接評価であったが、今回はグルメの鉄人による直接評価 である。 食券やら何やらについては、既に064が投稿しているので省略する。 私が注文したのはぷよんラーメン(¥700)と餃子(¥300)。 餃子は¥300だから許容範囲であるが、ラーメンのこの値付けは少々高い気がする。 味に依るとしても、ラーメン一杯はせいぜい¥600くらいが妥当ではなかろうか? では実際に食べてみよう。 う〜ん、スープに紫蘇が入っているのは珍しい。 紫蘇の味が出しゃばりすぎず、スープ 全体をまろやかな味わいにする方向に働いているようだ。 なかなか好感が持てる演出だ。 全体的にあっさりしたスープである・・が・・悪く言えば、あまり特徴がない。 そのため、細い麺への味の絡み具合も、あまり感じられない。 チャーシューの代わりにカルビが入っているのは珍しい。 しかもかなり柔らかく煮込んで あり、触感も味もこれはこれでアリだと思う。 食べる者の好みだが、ゆで玉子の茹で加減は、黄身の部分にいくらか半熟さが残っており、 好ましい。 その他にネギも入っているが、スープがこれだけあっさりとしていると、駄目押し方向に 働く。 ネギより「もやし」の方が触感がある分だけマシのような気がする。 やはり問題はスープだ。 最初の一口は「うん、あっさりしているね」と思えるのだが、食べていく内に「あれっ、 どんな味だっけ?」となるのだ。 スープを仕込む時点で、小皿に少量取って味見すれば、たぶん「うん、美味い!」となるので あろうが、それがドンブリ一杯続くと???となるのだ。 濃い薄いではなく、もう少し「この店」らしさを主張する味付けはできないものであろうか? せっかく紫蘇やカルビといったラーメンには珍しい食材を使っているのだから、まだ工夫の 余地があると思うのだが。 このままでは、誰かに「○○味だよ」と奨めるのも躊躇われる。 一方の餃子は、良くも悪くもありふれた味。 ありふれた具、ありふれた焼き方、ありふれた大きさ、ありふれたジューシーさ、ありふれた味、 といったところ。 この店でなくても、どこでも食べられる味。 やはり先日述べたように、甲子園に出場できるほどの実力はないようだ。