久々に大船の「串べえず」に行った。 注文したのは次のとおり。 - ほうれん草の北京ダック風サラダ \680 - ガーリックポテト串べえず風 \500 - つくねのお好み焼風 \230 - しいたけえび真丈 (串揚げ) \200 / 1本 - アスパラ焼き(串揚げ) \220 / 1本 - 明太キムチうどん \580 ほうれん草の北京ダック風サラダは、北京ダック風にカリカリに揚げた鶏肉と ほうれん草、さらにトマトが入ったもの。 さっぱりしたドレッシングで全体的に とてもヘルシーであり、スターターとして最適と思える。 ガーリックポテト串べえず風は読んで字の如くであり、それ単体でも充分美味しい が、烏賊の塩辛にバターを和えたソースが付いてくる。 一瞬「烏賊の塩辛?」となる が、それをポテトに載せて食べるとポテト本来の味にガーリックや烏賊の塩辛が絡み 合い、それがけっこうイケルから面白い。 つくねのお好み焼風は、つくねに「おたふくソース」をかけてお好み焼き風に仕上げ たもの。 始めに濃い目のお好み焼きの味がして、次につくね本来の味がする。 これも面白い。 しいたけえび真丈 (串揚げ)は、他の品に較べればずいぶんおとなしい味。 しいたけ とえびは茹でただけのようだが、焼いた方がより美味しさを感じやすいと思う。 アスパラ焼き(串揚げ)は、太いグリーン・アスパラを揚げたものに辛子マヨネーズ風 のソースをかけたもの。 アスパラ本来の食感と揚げもののカリカリ感が二重奏のよう に口に広がる。 明太キムチうどんは明太子とキムチという派手な組み合わせだが、それぞれが喧嘩 することなく、どちらの味もちゃんと感じられる。 コシがあるうどんにバターと 明太子を塗し、後でキムチを和えたものと思われる。 どの品にも遊び心が感じられ、それでいて品の良い範囲に収まっており、味のレベル も居酒屋としてはかなり高いと思う。 こういう居酒屋が近所にあると嬉しいね。 「庶民的ではあるが雑然としておらず、くたびれた感じでなく活き活きとした雰囲気」 は相変わらず。 そして「居酒屋によくあるような濃い味付けではなく、かといって薄くもなく、オリ ジナリティのある、誰もが納得できる味」は健在であった。 久しぶりに訪れた店で、雰囲気や味付けが前回から著しく変わってしまって寂しい 思いをすることも少なくない中で、これは嬉しい。 そしてなにより、この店の最大の魅力である、若い人達が元気に一生懸命働いている 姿を見ることができ、古里に戻ったような安堵感を感じることができた。 会計を済ませ、5階からエレベータに乗って帰る時、3階辺りまで聞こえて来る「あり がとうございましたぁ〜」という、相変わらずのなんとも爽やかで心地よい響きに 見送られて帰途に着いた。 「よしっ、明日も頑張ろう!」と素直にそう思える。 上記に飲み物(梅酒とウーロン茶)を加え、合計\4,410也。