今回はぐっと庶民的に、居酒屋をレポートしよう。 店の名は「炉端ぐりる・串べえず」といい、私がよく行く大船の他にも藤沢と町田に 店があるらしい。いずれも年中無休、営業時間は夕方5時から24時までである。 以下は大船店についての記述であるが、他店もたぶん同様と思われる。 この店のスタッフは全員が二十歳そこそこの若いオニーチャンとオネーチャンであり、 皆とても元気が良く、また皆がそれぞれの役割分担に従ってよく働いている。 大船店はビルの5階にあるためエレベータで行き来するのだが、帰る時などはエレベ ータが3階くらいまで降りても「ありがとうございましたー」という声が聞こえてくる。 「そんなデカイ声出したら喉が痛くなるぞー」と思えるほどの威勢の良い声で、接客 やオーダ取りをしてくれるのだが、それがなんとも爽やかで心地よい。 声は大きくても煩くなく、きわめて好ましいものである。 店の客も一部には勤め帰りのオヤジが紛れているが、基本的にはスタッフ同様に若い カップルやグループあるいはオネーチャンどおしが多い。 客席は、厨房を囲むカウンター席とそれを見下ろす位置にあるカウンター、さらには テーブル席と座敷がバランスよく配置されている。 照明は明るすぎず暗すぎず、店の雰囲気によくマッチして好ましい。 肝心の味は、居酒屋によくあるような濃い味付けではなく、かといって薄くもなく、 しかしオリジナリティのある、誰もが「こりゃ美味いわー」とうなづけるものである。 飲み物は何でも揃っており、最近では特に地方の地酒を揃えているようである。 店の雰囲気や料理の味はもちろん合格点であるが、それよりも、若い人達が元気に 一生懸命働いている姿を見ることによって客までもが元気づけられる、それがこの店 の最大の魅力であると私は思っている。 さて、この日注文したのは次のとおり。 - あっさり味のほうれん草と北京ダックのカリカリ感がマッチする「ほうれん草の 北京ダック風サラダ」(¥680) - マヨネーズをベースとしたまろやかなちょっとピリ辛のソースが美味い「海老 まよメキシカン」(¥680) - なるほどこんなのもありかと納得できる「豚キムチの串焼き」(¥200/1本) - 塩と味噌で楽しむ「アスパラ巻」(¥200/1本) - ボリームたっぷりキムチ味の石焼きビビンバ風雑炊「激辛・石焼き汁まんま」(¥680) 上記いずれも、私は☆☆☆(直接比較はできないが先日のイタリアンより上! (私はイタリアンにはシビア))と評価する。 上記に飲み物(日本酒とウーロン茶)を加え、合計¥4,090也。 なお、今(〜7月)なら生ビール(中ジョッキ)は何杯飲んでも¥100だそうだ。 画像は、駅前通りにある店の看板(左)と厨房の様子(右)。 料理についてはギャラリーを参照されたい。