さぁー今年も暑い夏がやって来たー。 こんな時には食欲もなくなりがち(普通の人は(大食漢の3人には関係ないかな?))だが、 こういう時にこそ美味しいモノを食べて踏ん張らねばならない。 暑い時には暑い国の料理を食べれば良い。 ということで、今回は情熱の国スペインの料理を紹介しよう。 店の名前は、カサ・デ・フジモリ。 「カ(ー)サ」とはスペイン語で「家」という意味。 従って「カサ・デ・フジモリ」とは「フジモリさんの家」ということになる。 おっと、近所の藤森さんの家で夕食を御馳走になったわけじゃないから、誤解しないように! 私の知る範囲では横浜関内と目黒に店あるが、どうやら日本全国に展開しているようだ。 今回は関内店からの報告である。 「家」という店名が示すように、店先(画像左)も店内もスペインの民家をイメージさせる ような塗り壁作りの店であり、4人掛けのテーブル席が12〜14程度配置された、アット ホームな雰囲気の店である。 またフラメンコ・ギターの生演奏(奏者は日本人のおっさん)が連日あり、メニューともども スペイン気分をたっぷり味わうことができる(画像右)。 (ちょっと光っている(○64ではないぞ)が、画像奥の方にギター奏者が見えるかな?) さぁ準備はできたかな? ではさっそく注文しようではないか。 腹の虫が騒ぎだしたところで、続編に続く・・ ふふふ、お待たせしました。 ではさっそく食べようか。 今回注文したのは、アポガドとサーモンとアンチョビのサラダ(画像左)、ポテトとチョリソー の煮込み、パエージャ・バレンシア(画像右(ピンボケ申し訳ない。064がいれば・・))の3品。 (この店ではパエリアを本場の発音である「パエージャ」と呼んでいる) バレンシアとはパエリア発祥の地であるスペインのパレンシア地方を意味する。パエリアが 日本に紹介されてから世の中にはいろいろなパエリアが出回っているが、パエージャ・パレンシア こそが本来の姿なのである。 まずはサラダだ。 うーん、これこれ! ちょっと塩辛めのアンチョビとバルサミコ酢が食欲を引き立て、あっさりとしたサーモンとアボガド がそれをフォローする。 次の料理への期待が昂まってくる。 ポテトとチョリソーの煮込みは、肉じゃがの肉をチョリソーに代えたと考えれば分かり易いだろう。 チョリソーのピリ辛い味がポテトによーく絡まっていて、これまた美味い! 食欲はさらに昂まる。 いよいよパエリアの登場だ。 直径が25cmくらいの浅い鍋に敷きつめられたインディカ米の上に、蛤、ムール貝、エスカルゴ、 エビ(大、小)、トマト、グリーンピース、パプリカ、鶏肉などが見事なハーモニーを奏でながら、 炊き込まれている。 その鍋から手元の皿に、店員がスプーンとフォークを上手に使って、取り分けてくれる。 食べてみれば・・ うしし、思わず笑みがこぼれる。 サフラン、胡椒、ニンニクなどをわずかに垂らされた、これらの具の全ての味が凝縮されている のだから、美味くない筈がない。 味は少し濃いめだが、暑い日にはこれくらいがちょうど良いだろう。 デザートやコーヒーなどもメニューにはあるのだが、これだけ食べた後では、もはや何も口にする 余裕は残っていない。 私は鍋の半分を食べるのがやっとだが、大食漢3人(村○さん、佐○さん、064)なら何の造作も なく米1粒も残さず食べてしまうだろう。しかもビール3〜4本飲みながら・・つくづく恐ろしい 人達だ。 上記3品にハウスワイン(グラス)とビールを付けて、合計¥7,018也。 はぁー今日も大満足。