ここは分類上はカジュアル・レストランということになっている。 何をもって「カジュアル」というのか分からないが、少なくとも私がここを見る限りは 「ファミレスより高級感があり、客層もファミリーよりカップルや友人あるいは職場の 仲間」といったところであろうか。 店の前にはかなりの広さの駐車場がある。 40台分らしいが、実際にはもっと広い印象 を受ける。 店の前にはちょっとした池が設えてあり、そこに架かる小さな橋を渡って店 に入るようになっている。 この店は「ダイニング」と「バー」の二つのコーナーがあり、それぞれ異なる雰囲気を 持っている。 店の入り口から見て正面の奥にあるダイニング・コーナーには130もの 座席がゆったりとした間隔で配置されている。 一方のバーは入り口のすぐ左手にあり、 ダイニングとは対照的に明るめの照明と賑やかな音楽により、気軽に利用できる空間とな っている。 ダイニング・コーナーは23時まで、バー・コーナーは午前3時まで営業しているので、 その時のメンバー構成や気分によって選択すればいい。 また、ここは不二家の系列らしく、レジ・カウンター近くに設置されたショーウィンドゥ には、不二家のケーキが並んでいる。 メニューにはデザートがいくつかリストアップされ ているが、そのショーウィンドゥに並ぶケーキをデザートとして注文することももちろん 可能であり、あるいはお土産に買って帰ることもできる。 不二家=子供のお菓子と侮ってはいけない。 有名な専門店などとは較べることはできない が、不二家のケーキはけっして甘過ぎることもなく、誰にでも受け入れられるものだと思う。 私はイタリアン・ショートケーキなどが特に好きである。 今回は入店したのが23時近かったので、残念ながらバー・コーナーに案内されたが、個人 的にはダイニング・コーナーが好きであり、お薦めである。 そこは国道1号線を見下ろす位置にあり、流れる車をあたかもBGVのようにガラス越しに 見ながら、大きめの背もたれが付いた籐の椅子で寛ぐのは、なかなか心地好いものである。 少し暗めの照明とも相まって、カップルや気の合う仲間内でのゆったりとした食事には最適 の落ち着いたプライベートな空間だと思う。 注文したのは次の通り。  - 生ハムとゴルゴンゾーラの盛り合わせハチミツ添え (¥1,280)  - サーモンのクリームフェットチーネいくら添え (¥1,380)  - ピッツァマルゲリータ (¥1,050) この店に来たのはずいぶん久しぶりであり、料理の大きさの感覚を忘れてしまっていた。 いろいろ食べてみたくなって、ついつい注文してしまったのであるが、これらの品がテーブル に並んだ時にはムチャクチャ後悔した。 まっ無理なら残せばいいのだが・・ 生ハムとゴルゴンゾーラの盛り合わせハチミツ添えは、盛り合わせというほどチーズの量は 多くない。 しかしゴルゴンゾーラの味は期待以上であり、むしろ量は適度と思える。 ゴルゴンゾーラだけでもいいが、ハチミツと合わせれば、お互いを引き立てあいながら、より いっそう美味しく食べることができる。 生ハムはクセがなくニュートラルな味。 個人的には、もう少し塩気がある方が好きだな。 それにしてもマルゲリータは巨大である。 直径が30cmほどもある! 生地が薄いのが救 いである。 アンチョビの塩辛さもいい具合で・・これに文句がある者はいないだろう。 タバスコを垂らせば、それがまた辛くて、チーズの味を引き立てて・・あーっ、タマランねぇ。 サーモンのクリームフェットチーネは、これまた誰にでも好まれる味付け。 サーモンといくらの組み合わせもいい感じ。 欲をいえば、いくらがもう少し多くてもいいかな。 それと個人的には、フェットチーネをもう少しクリーミーにして欲しいが、そうなると食べられ なくなる人が出てくるかも。 まっこの辺が妥当なのであろう。 全体的に「あれっ、ここって、こんなに美味かったっけ?」という感じで充分以上に満足でき、 同時に、気がつけば、お腹にも充分以上の量が納まっていた次第。 まっ、たまにはね。 上記に飲み物を加えて、¥5,214也。 画像は、生ハムとゴルゴンゾーラの盛り合わせハチミツ添え(左)とピッツァマルゲリータ(右)を アップ。