最近メニューが変わったという情報が入ったので、横浜シァルにあるAENに行って みた。 この日は水曜日の夜八時という時間帯でもあってかいつもより混んでおり、店内は 仕事帰りのOLやオバサン達の話し声で騒々しかったが、私はちょっと狭いがその ような客からは遠く離れた入り口近くの窓際の席に案内してもらった。 まずメニューを見ると、その作りが全体的にほんの少しお洒落になったという印象を 受ける。 リストアップされている品々を見ると、黒豚中心の基本路線は変わらず、 野菜炒めなどのいくつかの品がなくなり代わりの品がアップされている。 今回注文したのは次の通り。  - 本日のお惣菜3種盛り(6種類の中から選ぶ):¥900   (私は五目豆、ポテトサラダ、牛蒡の胡麻和えを選択)  - 黒豚角煮:¥950  - 温野菜:¥850  - たくめし:¥900  - 具だくさん黒豚汁:¥550 牛蒡の胡麻和えはイケる! 惣菜といえども侮ってはいけない。 角煮も美味い。 タレの味も控えめ。 個人的にはもっと柔らかくても良いと思うが。 温野菜は特に気に入った。 タレがかかっているのだが、それがでしゃばることなく、 野菜本来の味をしっかり感じさせてくれる。 たくめしは前回感じたように、たくあんがもう少し大きめだと最高なのだが。 黒豚汁の味は薄め。 美味いのは間違いないが、これほど薄味の豚汁は初めて賞味した。 具の種類はそれほど多くないが、特定の具(大根とコンニャク)の量がかなり多い。 確かに「具だくさん」なのだが、私の知る豚汁に入っている牛蒡などは入っていない。 また豚汁という割には豚肉が少な過ぎると思う。 そういうものなのか、たまたま なのか、いずれまた注文すれば分かるだろう。 いずれにしても、メニューは変わっても、素材そのものの味を引き出す味付けの基本 は変わっていないようで、どの品を食べてもまず「ほぉー」と感嘆し、やがてそれは 「やっぱりこれだね」という心地よさへと変わる。 少し流行ると色気を出して基本が疎かになってしまった店を何度か経験しているだけ に、この安心感は大きい。 電話などで事前に予約すれば持ち帰り弁当を用意してくれるというサービスも始まっ たようであり、いずれ試してみたいと思う。 画像は、温野菜(左)と黒豚角煮(右)をアップ。 他の料理についても、ぜひギャラリーで確認されたい。