つい先日、刺激の多いインド料理を食べたので、味覚を戻しておきたい。 こんな時には、自然指向の料理が最適だ。 どこかいい店はないかな・・・おぉっそうだ、横浜のAENに行こう! 「四季の旬菜料理 AEN」は、ミネラルバランスに優れた良質の野菜と、丹精こめて 育まれた鹿児島産の黒豚をメニューの中心として、四季折々の旬菜料理を提供してくれる。 ヘルシー指向あるいは身体に優しい自然指向の食事にこだわる客に好評とのことであり、 今の私にはうってつけである。 AENの店舗は自由が丘、新宿伊勢丹会館、溝ノ口丸井、横浜シァルにあり、私がよく 利用するのは自由が丘店と横浜シァル店である。 自由が丘店はそれほど広くなく、4人掛けのテーブルが10席程度あるだけである。 横浜シァル店は、自由が丘店よりスペース的には広いのだが、テーブルは20席程度と それほど多くはない。 席と席の間隔を余裕をもって確保したり、いくつかの席ごとに 仕切り(簾)を設置できるような工夫に、スペースが使われている。 いずれの店もどこか懐かしく、土の香りを感じさせるような空間が演出されている。 「土間」をイメージしているのだという。 客は女性のグループやカップルが主であり、くたびれたオヤジなどは見たことがない。 自由が丘店ではどの客も静かに食事を楽しんでいるのに対し、横浜シァル店ではたまに 仕事帰りのOLなどがはしゃいでいることがある。 また最近、究極のAENという意図で、二子玉川にAEN GRANDEがオープンした という。 いずれ行ってみたいと思っている。 メニューに載っている料理はどれもヘルシーそうで、あれこれ考えながら選ぶのもまた 楽しい。 今回は次のとおり注文した。 - あえんサラダ (¥1,000) - 自家製ミネラルポテトコロッケ(2コ) (¥680) - ロースカツ (¥1,900) - ジャコめし(ミネラル玄米) (¥950) - みそ汁 (¥300) - 豆乳 (¥450) - 皇帝茶 (¥450) 注文を終えて周囲の客を観察していると、まず豆乳が出て来た。 この豆乳はあっさりして いて、飲みやすい。 豆乳が苦手な人でも違和感なく飲めのではなかろうか。 続いてあえんサラダ。 パプリカ、キュウリ、スモークチキン、大根、コーンサラダ (という名の葉っぱ)、レタス、サニーレタス、ベイリーフ、水菜などのミネラル野菜がたっぷり 入っている。 ドレッシングは特になく、バルサミコ酢を軽くかけてあるだけのシンプルな サラダである。 これは見ても食べても超ヘルシー。 身体も喜んでいる。 皇帝茶は特にクセがなく、飲めば舌をリフレッシュさせ、次の料理への食欲を盛り上げてくれる。 お代り自由で、何杯でも飲めるのが嬉しい。 次はポテトコロッケ。 ポテトのホクホク感とコロッケのカリカリ感を存分に楽しめ、それで いてミネラルたっぷりだというのだから、言うことなし。 ソースなしでも充分に美味しい。 自然と顔がほころぶ。 メインのロースカツ。 このカツの衣は1mmくらいの厚さしかないにもかかわらず、肉に よく付いており、食べている最中に衣と肉が分離することがない。 どういう技を使っている のだろうか? 特製ソースとして、ウスター・ソース系とトンカツ・ソース系の2種類付いて くる。 特製とのことだが、際立った特徴は見出せない。 私はこの店ではカツをよく注文し、 いつも美味しくいただくのだが、この日はなぜか肉が固く、ジューシーさが足りなかった。 また、衣も揚げ過ぎの感じがした。 料理人が考え事でもしていたのであろうか? いつも じゃないから我慢するけどね。 ここのジャコめしがまたいい。 先日行った「ぎをん」ではジャコの味付けまでも店でやった 上でご飯と混ぜているのに対し、ここでは既に味がついたジャコを白米または玄米といっしょ に炊き込み、山椒とネギを混ぜていると思われる。 そういう違いはあるのだが、いずれも とても美味しい。 それでヘルシーとなれば、もう言うことなし。 脇役ながらみそ汁がまたいい。 このみそ汁には麦味噌が使われているようだ。 具には 本しめじ、ミツバなどが入っており、そのものの味はもちろん、食感もちゃんと出ている。 これだけ食べれば、もうお腹はかなり苦しい。 しかし心配無用。 玄米はカロリーが低く、 ダイエット中の人も安心、肌も綺麗になると聞く。 これなら女性だけでなく誰でも大満足 間違いなし。 今日もこうして美味しい和食を食べられたことに、素直に感謝しよう。 上記、合計¥5,730也。 画像は、あえんサラダ(左)とロースカツ(右)をアップ。 店構えやその他の料理についてはギャラリーを参照されたい。 P.S.  蛇足だが、AENの店の入り口には必ず犬の写真が飾ってある。  社長が好きなんだと。