目印は花。 北鎌倉の明月院に向かう通り沿いの、民家の裏に通じる路地の入り口に、季節の花が 飾ってあったら茶席がオープンしている印。 オープンとは大袈裟ね。 そこは岩井峰水さんという「おじさま(既に70歳を過ぎて おられる)」がお茶をたててくれる小さな茶席。 この茶席は正月と春と秋にしか開けてなくて、それ以外の季節はおじさまは茶碗を焼 いているんですって。 そこには、おじさまが焼かれた茶碗がいくつも並べてあって、好みの茶碗でお茶を飲 ませていただけるの。 白土や赤土だけでなく、染料を混ぜた土なども使って、いろ いろな色を出してあるし、さらにただ土で形を作るだけでなく、花や葉の形を描いたり、 葉を土に押しつけて焼いたりして、とっても手が込んでいるの。 ※葉を土に押しつけて焼くと、葉が焼けて、跡には葉脈など葉の細かい模様だけが残る。 その茶碗って、どれも価値があるもので、とっても高価(ウン十万円)だそうだから、 落とさないように注意しなきゃダメよ。 おじさまが焼かれた茶碗を眺めたり、話を聞いたり、あるいは自然や季節の話、時には おじさまと世間話をしながら、抹茶(薄茶)やお菓子をいただくと、とっても落ち着くのよ〜。 これって、最高のリフレッシュだと思うわ。 私ったら、今回も、おじさまと1時間半も お話しちゃった。 とっておきの場所だから、あまり広めたくはないけど、皆さんにだけはこっそり教えちゃうわ。 ちなみに、抹茶2服にお菓子(薄茶には落雁、濃茶にはおまんじゅう)がついて¥1,000也。 じゃ、またね〜。