さぁ、いよいよラーメン甲子園第三回大会最後の店、麺屋蔵乃助Zaru!にやってきた。 入店したの夜9時頃で、店内には二人組の客一人、店員も一人。なんだかさびしいなぁ。 注文は正油石焼Zaru麺セット(\700)と餃子(\350)。 待っている間、メニューを見ていると、残ったつけ汁でおじやにできます、と書いて ある。\200だそうだ。ふーん。 餃子が先に出てきて、すぐ後に麺とつけ汁がきた。おぅ!これはすごい。つけ汁は石鍋 に入っていて、汁が沸騰している。湯気もものすごくてよく見えない。店員が「汁は冷 めたらまた温められますので」。何を言うとるんじゃ?この状態で冷める?と思った。 麺は太めの平麺。具は海苔、千切りにしたとろろ、おくら、少しのメンマ、ネギ、チャ ーシュー。さっそく麺を汁につけてみる。すると、ぶくぶくいってた汁は瞬く間に静か になった。食べてみる。ん?うまい! 麺はコシがあり、つけ麺だがスープもよく絡む。つけ麺ということをよく考えてあるの だろう。しかも熱々スープなので、麺も温まってる。汁も正油であるが、まろやかで、 ゆずがアクセントを加えている。次々に麺を放り込んでは食べていく。なんだか、麺が なくなっていくのが惜しい気さえする。このまま食べ続けたいなどと思ってしまった。 それでも食べ進んでいくと、あれだけ熱かった汁も冷めてきた。なるほど、確かに冷め るんだなぁ。ここで温めなおしてもらうとさらにうまさが持続するかもしれない。 が、その間待たなければならないのであろう。それもどうかな?と思い、やめた。汁も 少し薄まり、やはり、最後のほうは食べ始めの時のようなうまさは持続されない。 まぁ、このあたりはつけ麺の宿命であろう。 餃子のほうはというと、これまた、なかなかいける。しかし、やはりちょっとパンチが 足りないかな。なんだか上品にまとまってしまってる感じだな。 そして、食べ終わった後、既に満腹に近かったが、このまま席を立つのが惜しい気がし た。そう、おじやだ!しかし、汁ははじめの半分ほどしか残っていない。店員を呼んだ。 「これでおじやできるの?」「はぃ、できますよ」「これだけしか残ってないんだけど」 「うふふ、大丈夫です」ははは、笑われてしまった。さっきの店員とは変わって、おねぇ ちゃんだった。 しばらくすると、おじやがやってきた。これまた、湯気もうもう。しばらくして、湯気 が落ち着いてくると、おじやには玉子が混ざっているのがわかった。小さな茶碗がつい てくるので、それによそって食べる。Ummmm、これまた、麺を食べたときと少し味が変わ り、うまい。腹がかなり満腹であったが、全部たいらげてしまった。食べ終わってみる と少し腹が苦しい。これぞ本当の太鼓腹じゃ!