相模湖大橋から国道412号、国道20号と走り、中央道相模湖ICを過ぎてすぐ左折すると、 道は下り坂となり、目の前に怪しげな橋と橋の向こうにラブホテルが見える。 橋の手前に車を置いて橋をチェックするが、何もない。勝瀬橋のスペックを書いた簡単な プレートがあるのみだった。しかし、この橋の雰囲気はいかにも怪しい。橋の塔には蔦が 絡まっていて、ここには立っていたくないな。向こう側にラブホテルがあるおかげで周囲は あまり恐い雰囲気ではなく、しかもホテルに出入りする車だろうか、けっこう車が通る。 橋のすぐ西側には新しい橋を作っている最中のようだ。工事現場となっている。もしかすると 100選の碑もこの工事現場の中にあるかもしれない。 橋を車で渡る。橋は車1台分の幅しかなく、対向車は橋の手前で待っていなければならない。 橋を渡るとすぐラブホテルがあり、その前には駐車スペースだろうか、広くなっている。 そこに車を停める。橋の手前の両側は林になっており、草もかなり生えている。一応その中に 100選の碑がないかどうか注意深く観察したが、見つからなかった。やはり工事現場の中か? こちら側の橋の塔には橋名が書いてあった。しかしこちら側も蔦がいっぱいだ。 ちなみにこの橋はその筋にはかなり有名らしい。なぜならば昭和33年に完成し、日本最初の 斜張橋ということらしい。横の工事現場は、この橋が幅員が狭く歩道が未整備なため、上流側に 新橋を建設しているとのこと。 現橋の前は吊橋があったらしい。橋桁を吊っている両岸の塔柱やアンカレッジは、旧吊橋のものを そのまま使用している。コンクリートの塔には、戦争末期に米軍機から受けた機銃掃射の弾痕が 残っているとのことだが、これを知ったのは橋を回ったあとなので、わからなかった。