さぁ100選の橋巡りもいよいよ残り少なくなり、回れる場所が限られてきた。今宵は既に 会社を出る時点で9時半を回っている。先週からの疲れも残っていて、遠くに行く元気が ない。しかも外は強風が吹き荒れている。今日も東名はお預けだな。そうすると行くと ころは大岡橋梁しかない。 場所は横浜だ。横横を別所ICで降り、狭い道を走って鎌倉街道に出る。そのまま道なり に行くと、万国橋の近くに出るが、左の方へ向かうと北仲橋だ。実は大岡橋梁はもうな いらしい。この北仲橋付近にあったらしく、しかも某ホームページによると、北仲橋右 岸の河口側には橋台の一部が残されているということらしい。いつのことだかわからな いが。 北仲橋を東から来ると車を停めるところがなかったので、橋を渡って、Uターン、もう 一度渡りなおす。すると左側にTimesという時間貸の駐車場があるが、そこに入ら ず、そのすぐ先を左折すると、駐車場に沿った行き止まりの道があった。そこに車を停 める。 車を降りてその橋台跡とやらが見れるかどうかまずは確認。Timesの中を横切って、 その場所に行こうとするが、駐車場の回りは金網で覆われており、その外側には出れな い。その金網の上部には鉄条網のようになっていて、越えることは・・・まぁできなく もないが、この歳でそれをやるのは憚れる。しかたなく、網の内側から付近を懐中電灯 で照らしながらチェックするが、叢と護岸以外にそれらしきものは見つからない。懐中 電灯つけてこんな駐車場の隅をチェックしてるなんていかにも怪しいおやじだ。こうし ている間にもどこからか警備員が飛んできそうだ。 駐車場の別の場所から角度を変えて見てみるが、何もわからない。しかたなく、金網越 しに汽車道の港2号橋梁の写真を撮った。 どうもこれではあまりにも中途半端すぎるなぁ。汽車道の港3号橋梁というのが、旧大岡 橋梁ということらしいので、汽車道に行くと何かあるかもしれない。そう思い、Times から出て歩いて北仲橋を渡る。途中橋の上から橋台が残っているとかかれていた付近を撮影。 橋を渡り、右に曲がると汽車道だ。この辺に何か説明等ないか探すが、どこにも見当た らない。今日は風が強くて蒸し暑い。既に汗が出始めている。 汽車道を歩き出すと、反対からカップルやら、若者のグループが歩いてくる。中には仕事 帰りのOL風なのも1人で歩いてきたりする。そんな中を歩いていると港1号橋梁が現れた。 そこには説明板がある。もちろん港1号橋梁のものだ。さらに歩いていくと港2号橋梁の 手前にも、その橋の説明板がある。さらに行くともう以前に行った万国橋の近くだが、 港3号橋梁が現れた。今までの1号、2号橋梁とも、橋は汽車道全体の幅あるが、港3号橋梁 だけは端の幅がせまく、汽車道の歩道が端の部分とその横の部分で2つに別れている。 その橋の手前に説明板があった。それによると、 大岡川橋梁(ここではこのように書いてある)は北海道の夕張川橋梁と総武鉄道江戸川橋梁 を転用した3連の100フィート・ポニー形ワーレン・トラス橋として昭和3年に旧生糸検査場 引込み線の橋として造られ、そのついの旧夕張川橋梁の部分を短縮して現在の港3号橋梁に 平成9年に移設したとのこと。 まぁ、専門家でないので詳しいことはわからないが、この説明板により大岡橋梁の名残が 確認できたので、これでよしとしよう。ちなみに上の右の写真はこの港3号橋梁の写真だ。 左が大岡橋梁の橋台があったとされる場所。 帰りには港1号橋梁の写真も北仲橋の上から撮っておいた。